【みんなのヘルスケアQ&A】 Raffles Medical|本帰国が決まり、虫下しを服用すべきかどうか悩んでいます。 メリット・デメリットについて教えてください。

HCMC在住 50代男性
本帰国が決まり、虫下しを服用すべきかどうか悩んでいます。
メリット・デメリットについて教えてください。
ホーチミンクリニック 喜多村 次郎 医師

ベトナムでは、虫下しを飲んだ方がいい―ベトナム在住の方なら、こんな「噂」を聞いたことがあるかもしれません。経済発展の著しいベトナムですが、衛生面にはまだまだ不安が残ります。この噂は果たして本当なのでしょうか?
問題となる寄生虫は、土の中で成長し、ヒトの口や皮膚から感染します。2018年のベトナム政府の指針では、1歳以上を対象とし(一部対象外あり)、国内の地域をこれらの寄生虫感染症の罹患率50%以上、20~50%、20%未満と分類し、それぞれの駆虫回数を、年2回、年1回、不要としています。罹患率は、ハノイ、ハイフォンを含む紅河デルタで41%、ホーチミンを含む東南部で13%とされています。注意点としては、現在とは状況が異なる可能性があり、同一地域内でも都市部と地方では罹患率の差があると考えられること、医療体制等の影響で必ずしも正確なデータではない可能性があることです。
どのような薬にも副作用はあり、服用が勧められない場合もありますので、自己判断での駆虫薬の服用は避け、医師に相談しましょう。そして、手をこまめに洗う、食材をよく洗い、調理する、裸足で歩いたり地面に座ったりしない等、衛生的な生活を心がけ、下痢、腹痛、倦怠感等がみられた場合は、医療機関を受診しましょう。

こちらの専門家に解説していただきました

ホーチミンクリニック喜多村 次郎 医師

名前:喜多村 次郎
専門:総合診療、呼吸器科

【経歴】
京都大学医学部卒業
医学博士
外科・内科医師として勤務し、気管支喘息、気管支炎、肺炎などの呼吸器疾患の診療を多数経験。子どもから大人まで、国籍を問わず幅広い年齢層の患者の診療にあたっています。

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土曜:8:00-16:00
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