【みんなのヘルスケアQ&A】ファミリーメディカルプラクティス（FMP）｜現在妊娠中です。ベトナム料理の中で妊婦が気をつけるべき食べ物はありますか？

ベトナム料理には、妊娠中に避けるべきいくつかのリスクが伴う食材や調理方法があります。例えば、生海鮮や生肉を使用したゴイ（生春巻きやサラダ）は、サルモネラやリステリアのリスクがあり、妊娠中は避けた方が良いです。フレッシュな乳製品（未殺菌のチーズや牛乳）もリステリア感染のリスクが高いため殺菌処理されたものを選びましょう。バインセオ（ベトナム風お好み焼き）やチャカー（グリルした魚）でも肉や魚が十分に加熱されていない場合は、寄生虫や細菌に感染する恐れがあるため、注意が必要です。。また、発酵食品（例：ネムチュアやマム）は、適切に保管されていない場合、細菌や寄生虫が繁殖することがあります。
飲み物では、強いコーヒー（ベトナムコーヒー）はカフェイン摂取が過剰になりがちで、妊娠中は制限が推奨されます。さらに、ベトナム料理で使用されるハーブ（例：ドンカイ＝当帰）は、妊娠中に流産や早産を引き起こす可能性があるため避けた方が良いです。
貝類（生牡蠣や生ハマグリなど）は、A型肝炎をはじめとするウイルス性肝炎の感染源になるため、妊娠中には避けた方がいいでしょう。街角の屋台で売られる料理も、衛生状態が不明な場合が多いため、妊婦には慎重を期すべきです。
ファミリーメディカルプラクティス産婦人科では、妊娠35週までの妊婦健診も実施しております。妊娠中の食事に関してご不安な点があれば、ぜひご相談ください。