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【みんなのヘルスケアQ&A】ファミリーメディカルプラクティス(FMP)|デング熱とデング出血熱の関係について知りたいです。

ホーチミン市在住 40代男性
デング熱とデング出血熱の関係について知りたいです。
ファミリーメディカルプラクティスジャパンデスク 黒川 剛生 医師
デング熱は、デングウイルスを保有するネッタイシマカやヒトスジシマカといった蚊に刺されることで感染するベトナムなど熱帯・亜熱帯地域に広く分布する感染症です。
感染すると、通常3〜7日間の潜伏期間を経て、突然の高熱(38℃以上)、頭痛、眼の奥の痛み、関節痛、筋肉痛、発疹などの症状が現れます。多くの場合、症状は1週間程度で回復に向かいますが、まれに重症化することがあります。
デング出血熱はデング熱の重症化したものです。デング熱などの蚊の感染症にかかると白血球と血小板が低下することが多いです。血小板は血液が固まるのを防ぐ細胞ですがこれが低下すると出血が止まりにくくなります。このためデング熱が悪化してデング出血熱になると出血傾向(鼻血、歯茎からの出血、皮下出血など)が見られるようになります。さらに進行すると、出血のため血圧低下や意識障害などのショック症状を引き起こし、適切な治療が行われないと死に至る可能性もある非常に危険な状態です。
デング出血熱の治療は、輸液や輸血など対症療法が中心となります。早期発見と適切な医療介入が重要であり、症状が悪化した場合は速やかに医療機関を受診する必要があります。
デング熱には4つの血清型(DEN-1, DEN-2, DEN-3, DEN-4)があり生涯に4回かかる可能性があります。一度感染して免疫を獲得しても、別の血清型のウイルスに感染すると重症化のリスクが高まると言われています。
予防策としては、蚊に刺されないことが最も重要です。具体的には、虫よけ剤の使用、長袖・長ズボンの着用、蚊の発生源となる水たまりの除去などが挙げられます。またデング熱ワクチンも近年武田製薬が開発してベトナムで接種することが可能です。過去にデングに感染した方にもお勧めですのでお問い合わせください。

こちらの専門家に解説していただきました

ファミリーメディカルプラクティス:黒川 剛生 医師

名前:黒川 剛生 医師
専門:内科
【経歴】
ベトナム5年目。日常的な体調不良や生活習慣病の管理、健康診断のフォローアップも行う。日本では健康とスポーツに関する分野で活躍し認定旅行医としても豊富な経験を持つ。どんなことでも相談可能。
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ファミリーメディカルプラクティス(FMP)

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・HCMC2区タオディエンメディカルセンター:95 Thao Dien St., Thu Duc City, HCMC
・HCMC7区メディカルセンター:41 Dang Duc Thuat St., Dist. 7, HCMC
診療時間・休診日 ・ハノイメディカルセンター:平日 8:00-17:30/土 8:30-12:30/日曜休診(救急は24時間対応)
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