【みんなのヘルスケア】 Family Medical Practice｜武田薬品のデング熱ワクチン、ベトナムでも接種可能に！

ベトナムで気をつけたい病気のひとつにデング熱があります。

そのデング熱を予防するワクチンQdengaが、今月からベトナムでも流通し始めました。製造販売は日本の武田薬品です。

デング熱は、ヒトスジシマカとネッタイシマカという蚊の体内に住むウイルスが原因です。
蚊が刺すとき体内にウイルスが入り、インフルエンザのような発熱・頭痛・筋肉痛で発症します。
そのうち強い倦怠感、皮膚の発赤、検査値の異常などが現れ、入院が必要な場合もあります。

デング熱を起こすウイルスは4タイプあり、一度感染すると同じ型では発症しませんが、他の3タイプでは発症します。
そして2度目の感染は、初回より重症になりやすいのです。初回で作られた抗体が次の感染を促進させることがあるからです。
今回のワクチンは、デング熱の既往があってもなくても安全に接種できます。
特に感染歴ある人への接種が有効で、１年後の感染率は20%以下に減り、入院する人も10%以下に減りました。
つまり2度めの感染や重症化を高い確率で予防します。
5年後でも感染予防効果は50%以上でした。
接種スケジュールは3ヶ月間隔で皮下注射を2回です。
生ワクチンなので、妊娠中は接種できません。
長期駐在予定の方、一度感染した方、ワクチンで防げる病気は予防しておきたい方、FMPハノイ／ホーチミン院で接種可能です。
また、感染が疑われる場合は早めに医療機関を受診しましょう。FMPは24時間365日受診可能です。

内科医　千葉 大 医師
FMPハノイ

基本情報

Family Medical Practice(ファミリーメディカルプラクティス)

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