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【みんなのヘルスケアQ&A】 Raffles Medical|デング熱ワクチンを打っても大丈夫ですか? 副作用の補償はうけられますか?

HCMC在住 50代男性
デング熱ワクチンを打っても大丈夫ですか?
副作用の補償はうけられますか?
中島 敏彦 医師
はい、デング熱ワクチン「Qdenga」は大規模な試験で安全性と高い予防効果が確認されています。
接種後1年半の時点でデング熱の発症を73.3%、入院を90.4%防ぐことができます。
ワクチンの対象年齢は4歳以上、接種回数は3ヶ月間あけて2回接種する必要があります(今後データの蓄積に伴いスケジュール変更された場合にはお知らせいたします)。
特に糖尿病や高血圧などの持病がある方は、デング熱が重症化しやすいので接種が推奨されます。
一方、妊娠中、授乳中の方や免疫力が低い方は接種を避けるべきです。

副作用に対する補償については、ベトナムでも日本でも、「Qdenga」ワクチン接種による補償をうけることができません。
ベトナム政府は、国のワクチンプログラムに伴う健康被害のみ補償しますが、「Qdenga」はまだそのプログラムに登録されてません。
また、この補償制度はベトナム国民のみ対象です。

日本には「予防接種健康被害救済制度」がありますが、これは日本国内で指定されたワクチン接種を受けた場合に限られ、外国で接種した場合は対象外です。また「Qdenga」は日本の予防接種法に定められたワクチンではありません(デング熱の流行がないため)。
「Qdenga」の接種を希望される方は、医師と相談し、個々の健康状態やリスクを考慮することが重要です。お気軽にご相談ください。

こちらの専門家に解説していただきました

Raffles Medical:中島 敏彦 医師

名前:中島 敏彦
専門:総合診療

【経歴】
総合診療 産業医 腎泌尿器外科
秋田大学医学部卒業
日本/ベトナム医師免許 日本病院総合診療医学会認定医
日本医師会認定産業医 日本泌尿器科学会専門医
豊富な診療経験を持つ総合診療医として現在はベトナム在留邦人の健康維持に携わる。

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