【みんなのヘルスケア】ファミリーメディカルプラクティス(FMP)|ベトナムの紫外線量は日本よりも多いと聞きました。 強い日差しで起こり得る皮膚トラブルを教えてください。

HCMC在住 40代女性
ベトナムの紫外線量は日本よりも多いと聞きました。
強い日差しで起こり得る皮膚トラブルを教えてください。
ファミリーメディカルプラクティスジャパンデスク 酒井 あかり 医師
 ベトナムの紫外線はかなり強く、さまざまな皮膚トラブルを引き起こします。一番深刻なものは皮膚がんです。ゴルフやトライアスロン等で強い紫外線を長時間浴び続けている方は要注意です。顔面や手足などの露出部に、突然できものや傷跡ができて治らない場合は皮膚科専門医を受診ください。なお、現地の皮膚科医に皮膚がんを見逃され不適切な治療をされているケースを複数みました。肌の色が白い人ほど紫外線の悪影響を多く受け皮膚がんを発症しやすい傾向にあり、ベトナム人で皮膚がんを発症する人はごくわずかです。外国人診療経験の少ないベトナム人医師では皮膚がんを診る機会が少なく見逃しにつながっているのではないかと個人的に考えています。必要ならばセカンド、サードオピニオンをためらわないでください。
 紫外線量が多いと日焼けも重くなりがちです。赤み、腫れ、痛み、水ぶくれ等、やけどと同じ症状が出ます。日焼けをしてしまったら湿ったタオルで早めに皮膚を冷やし、ビタミンCを多くとると良いです。皮膚がただれたり腫れや痛みが強い場合には塗り薬や化膿止めの飲み薬が必要になる場合があります。
 高い紫外線量の南国ならではの皮膚トラブルの一つに「マルゲリータ皮膚炎」があります。ライムやオレンジ等柑橘系果汁が肌についたまま強い紫外線をあびることで化学反応が起き、濃い茶色いシミが突如として顔や手足に出現します。シミはしばらくすると消えるので心配無用ですが、赤みやかゆみ等、炎症が強い場合は皮膚科を受診しましょう。

こちらの専門家に解説していただきました

Hanoi French Hospital:酒井 あかり 医師

名前:酒井 あかり
専門:皮膚科

【経歴】
新潟大学医学部卒業
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
新生児から高齢者まで幅広い皮膚疾患に対応。
ベトナム特有の皮膚疾患や虫刺され、円形脱毛症など、どんなことでもご相談下さい。

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ファミリーメディカルプラクティス(FMP)

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