【みんなのヘルスケア】 Family Medical Practice｜子どものけいれん

【はじめに】
お子さんがいきなり白目を剥き、手足をピクピクさせ、いくら呼びかけても反応がない。
そんな時あなたはどうしますか？

【けいれんとは】
けいれんは本人の意思と関係なく体がピクついたり、力が入り突っ張ったり、意識を失ったりすることをいいます。
原因となる病気には、熱性けいれん、てんかん、糖分や塩分不足、髄膜炎、脳炎、熱中症、脳出血などがあります。
最も多いのは熱性けいれんで、約10人に1人のお子さんが経験します。
ほとんどは数分で止まり徐々に意識が回復するため心配はいりません。
しかし、けいれんが止まりにくかったり意識が戻らない場合、対応が遅れると命に関わったり、脳に後遺症を残す可能性があります。

【お子さんのけいれんへの対応】
まずは慌てずお子さんを安全なところに寝かせてください。
吐いても息がつまらないように顔や体を横に向けて、なるべく刺激しないでください。
どのようなけいれんであるかを後で伝えられるように顔や手足の動き、目の向いている方向をよく見てください。
余裕があれば、けいれんの時間を測ったり、動画を撮っておくと診療の手助けになります。

5分以上けいれんが続く場合は緊急の対応が必要になる可能性が高いため、救急車を呼びすぐに受診してください。
けいれんが止まった場合でも、その後の意識や神経の診察を行う必要があるため、必ず受診するようにしてください。

当院は土日も24時間受診可能ですのでもしもの際はいつでもご相談ください。

Family Medical Practice Hanoi 小児科 杉浦 健太
 

基本情報

Family Medical Practice(ファミリーメディカルプラクティス)

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