【日本映画祭 (Japanese Film Festival) 2023】「The First Slam Dunk」応援上映に参加してきました!

こんにちは。VETTER編集部の袴田です。
現在、ベトナムでは独立行政法人国際交流基金さん主催の日本映画祭「日本映画祭 (Japanese Film Festival) 2023」が開催中です。
なんとハノイ・ホーチミン市・ダナン・ハイフォンの映画館で8作品を上映中!今回は11/5(日)にホーチミン市1区のCinestarsで行われた、「The First Slam Dunk」の応援上映に行ってまいりました。

会場はとんでもない人だかり!開始数時間前からいらっしゃった方も多かったようです。

応援上映とは?

10月に行われた「犬王」の応援上映レポートでも記載したのですが、観客が声を出したり、コスプレをすることが許可された映画鑑賞スタイルのことです。開始前に司会者の方が声出しの練習をしてくださいます。今回の映画はバスケットボールの試合シーンがあるのですが、決まった掛け声で応援をするのも良し、気持ちのままに叫ぶのも良し。主人公への声援・相手チームへの声援・相手チームの先生への声援まで、多くの声援が会場のいたるところから上がっていました。観客はほとんどベトナム人の方でしたが、「いいぞ!」「天才!」という日本語の声援が多かったです。声援に得点が入ると、声援のおかげで得点が入ったような感覚もあり、まるで本当にバスケットボールの試合を見ているよう。涙のシーンでは「あー…」という声も上がっており、より物語に没入して鑑賞することができました。

会場内は湘北高校カラーの赤色のペンライトがたくさん!

応援上映の感想

作品の面白さに加え、応援上映で観客の一体感が生まれることにより、より楽しく鑑賞することができました。映画を見た後、一緒に見に行った人と感想をシェアすることもあると思うのですが、ベトナムではなかなか一緒に行く知り合いがいなかったりしますよね。応援上映だと「やっぱりここかっこいいよね!」と自然に共感を得られたり、「○○推しの人が他にもいる!」とうれしくなったりするので、ひとりで見に行ってもさみしくないですし、感情が膨らみやすいのが良いと思います。応援上映がもっと一般的になると嬉しいですね^^

ベトナムと日本の映画における今後の展望

観客の皆さんが、日本人の登場人物の苗字も(ベトナムの方からすると難しいと思うのですが)覚えてらっしゃって、「Slam Dunk」のファンの方がこんなにもベトナムにいるのだと驚きました。「Slam Dunk」がベトナムのバスケットボール文化の盛り上がりに貢献している部分もあるのではと思います。ベトナム人の半分以上の人は1か月に1回以上、映画館で映画をよく見るのだそう(Q&Me調べ*)。日本の映画も結構見られているようですが、より浸透し日越の架け橋となると良いですね!

*Q&Me(Asia Plus Inc.)
Survey about how Vietnamese enjoy cinema

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