写真:(C) HOAI THUONG
メコンデルタ地域・ティエンザン省ミトー市のある道路で、スマートキー搭載スクーターがワイヤレス防犯カメラの電波による障害でエンストするケースが起こった。
同市在住の男性Nさんは、バイクで薬局に立ち寄った後で再度バイクを始動しようとしたところエンジンがかからなかったためバイクを引いて修理店へ向かう途中、100メートルほど進んだところで突然エンジンがかかったという。
また別の男性Qさんは、バイクを食堂の駐輪場に預けた際にバイクをロックしたが、食事を済ませてバイクのロックを解除しようとしたところキーが反応しなかった。Qさんは周囲の人々に頼んで数人でバイクを修理屋に運ぼうと約50メートル移動したところ、突然エンジンがかかった。
通報を受けた同省情報通信局が調査したところ、スマートキー搭載のバイクが、ある子ども服ショップの店頭に取り付けたワイヤレスの防犯カメラの電波が原因で、同店から半径50メートル圏内は電波障害を起こすことが判明した。
同情報通信局はその店舗に対し、防犯カメラの電源をオフにして、別のカメラに取り換えるよう要請した。