日系の不動産業者に依頼し、住まい探しをするのが一般的、かつスムーズです。家族構成や勤務場所、予算などを伝えると、それに応じて住まいを提案してくれます。業者を選ぶ際や契約時のポイントを確認しましょう。
◯不動産仲介業者を選ぶ
住まい探しをする際には、日本と同様、仲介業者に依頼するのが一般的です。日系業者も多数あり、大抵自社のウェブサイトで仲介可能な物件を公開しているので検索してみましょう。たとえその物件がなくても、家賃や広さ、立地などの希望に応じて複数の物件を提案してくれるはずです。もし、赴任前から住まい探しを進めたい場合は、日本からメールで相談し探すことも可能です。
◯内見
物件の案内(内見)は、ほとんどの場合無料で、内見時の車を出してくれる業者さんもいます。仲介手数料については、有料と無料の場合があり、無料の方が主流。無料の場合は、大家さんが仲介業者に手数料を支払います。
<strong>内見時のチェック点</strong>
◯契約とデポジット(保証金)
物件が決まったら、次に契約を交わします。契約時には家賃2カ月分前後のデポジット(保証金)が必要ですが、何もなければ通常退去時に返金されます。契約の際には、仲介業者に立ち会ってもらうようにしましょう。
◯居住(滞在)証明
ベトナムに外国人が居住する場合、管轄する地域の公安に大家さんが届出を出して、居住証明を受ける必要があります。安い物件では、大家さんが外国人を居住させる要件を満たしていなかったり、または届出をしないという場合もあります。
この居住証明(および滞在証明)は労働許可証などの申請に必要なだけでなく、もし届け出がされていない場合は、退去させられることもありますので、必ず確認しましょう。
◯レッドインボイス
法人契約となる場合は、経費処理のためにレッドインボイスが必須となりますので、大家さんが発行可能かどうかを確認しておきましょう。大家さんが法人化していない個人の場合、発行できない場合もあります。
□備え付け家具や電化製品の内容
□水漏れの有無、お湯が安定して出るか
□壁の厚さ、音漏れの有無
□ベッドの硬さ
□セキュリティー事情
□門限の有無
□周辺の生活環境や立地(騒音・冠水も)
□湿気がたまりやすいか(特にハノイ)
□害虫の有無
□大家や管理会社の態度
□タクシーのつかまえやすさ