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【住む場所をさがす②】エリアを選ぶ


家賃は街の中心部をピークに、そこから離れるに従って同心円状に下がります。単身者は、利便性を重視して中心部を選び、家族と住む人は部屋の広さや環境を優先して、住宅街を選ぶというのが一般的な傾向です。

◯ハノイの場合

単身者が多く住んでいるのが、ホアンキエム区やハイバーチュン区、キンマー通り周辺で、このエリアには、日本食レストランもたくさんあります。一方、家族帯同者が多く住むのは、新都市として開発が進むコウザイ区やトゥーリエム区。トゥーリエム区には日本人学校があります。

ハノイの高級住宅街として有名なのが、タイ湖(西湖)周辺で、中心部から離れているにも関わらず、家賃は高めです。ここには、ベトナム人・外国人を問わず、富裕層が多く住んでいます。

◯ホーチミン市の場合

単身者が多く住むのが、日本人街であるレタントン通り周辺です。中心部に位置しながら、「リトルトーキョー」と呼ばれるほど日本食レストランが多く、利便性が非常に高いです。
 
一方、家族帯同者の居住率が高いのが、新都市として開発が進む7区です。中心部までは車で30分ほどかかるものの、区内に日本人学校があり、家賃相場は高めです。
2区は、豪華な一軒家ヴィラをはじめ、高級アパートが次々建設されている高級住宅街で、日本人にも人気のエリアです。

都市鉄道開通で便利に
都市鉄道ホーチミン1号線の全線開通を2020年に控え、今もっと も注目されているのが、ホーチミン市2区。1号線は、「ベンタイン市場」のある中心部から2区へと抜けるため、近年、商業施設やアパートなどの開発が進み、投資を含め物件の人気が高まっています。まだ数年先ではあるが、交通渋滞を避け、中心部にアクセスできるため、利便性向上も期待できそうです。

また、ハノイ市内中心部DongDa区Cat Linhから南西の、Ha Dong区Yen Nghiaまでの13km(12駅)を結ぶハノイメトロ2A号線は、2018年の11月に開通予定。

◯子どものいる家庭の場合

日系幼稚園や日本人学校に通う子どもがいる場合、確認しておきたいのが「その物件にスクールバスが止まるかどうか」という点。送迎の利便性は、物件を選ぶ上での重要な要素になります。一定数を超える通園・通学者がいるアパートにはスクールバスが停車。近隣の家族と毎日の送迎で顔を合わせるため、子どもだけでなく自然と親同士のつながりも生まれます。

◯エリア選びのコツ

物件のある通りの名前が同じでも、通り沿いか、路地の中かで利便性は異なります。タクシーのつかまえやすさにも差があり、路地が狭いと家の前まで来てくれない場合もあります。

【住む場所を探す①】住居タイプを選ぶ

【住む場所を探す③】注意点

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