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ベトナムでトラブルが起きたときの対処方法は?交通事故やぼったくりなどのケースの対応について


銃器類の所持が認められておらず、政治的にも安定しているベトナムは、治安がよく比較的安全な国といえます。ただし、交通事故やひったくり、ぼったくりなどは依然として多いため、対策を確認しておきましょう。

◯悪質なタクシー

メーターを使わずにわざと遠回りをするケース、料金上昇が異常に早い改造メーターを使用しているケースなどがあります。その場合は、車内に書かれた車両ナンバーと運転手名を控え、タクシー会社に連絡しましょう。

さらに悪質な場合は警察に通報しますが、遠回りの原因が「単に運転手が経験不足で道を知らない」というケースも散見されます。乗車時は運転手まかせにせず、地図を見ながらルートが合っているかを確認するようにしましょう。

◯ひったくり

街中を歩いているときのバッグのひったくりだけでなく、スマートフォンやタブレット端末を使用中にひったくられるケースが近年増えています。バッグは道路と反対側に持ち、モバイル端末を道端で使用する際には周囲に注意を払いましょう。

被害にあった場合、電話のキャリアに連絡すれば、電話番号を使用停止にし、同じ電話番号のSIMを再発行してくれます。

◯パスポート紛失

パスポートを紛失してしまった場合は、まず警察に行き、盗難証明書を発行してもらいます。次に、その他の必要書類と合わせて大使館もしくは領事館に行き、発給手続きを行います。新パスポートの発給にはおよそ3業務日を要します。詳細は大使館または領事館のウェブサイトで確認できます。

パスポート発給に必要な書類
パスポートを紛失してしまったとき、新規発給のために必要な書類は以下の通り。
◯紛失一般旅券届出書1部(各館備え付けのもの又はダウンロード書類)
◯顔写真1葉(6カ月以内に撮影したもの、サイズ縦4.5cm×横3.5cm)
◯警察署(公安局)発行の紛失届受理証明書等
◯身元確認できる公文書(日本の運転免許証等)

新規発給に際し、有効期限5年のパスポートが224万VND(12歳未満は122万VND)、10年のものが327万VNDかかります。発給後さらに、イミグレーションオフィスで取得する滞在許可証と出国許可証の発行にも約$150が必要になるので、頭に入れておきましょう。
新規発給とは別に、帰国のための渡航書を発行してもらい、出国する方法もあります。

・在ベトナム日本国大使館
 住所:27 Lieu Giai St, Ngoc Ha Ward, Ha Noi
 TEL:024-3846-3000
 URL:https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/JP_Passportshinsei.html
・在ホーチミン日本国総領事館
 住所:261 Dien Bien Phu St., Xuan Hoa Ward, HCMC
 TEL:028-3933-3510
 URL:https://www.hcmcgj.vn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
・在ダナン日本国総領事館
 住所:F4-5, Lot A17–18–19, 2/9 St., Hoa Cuong Ward, Da Nang
 TEL:0236-3555-535
 URL:https://www.danang.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/annai_jp.html

◯緊急時の連絡先(全国共通番号。ベトナム語対応のみ)

1.警察:113
2.消防:114
3.救急:115

交通事故
自動車やバイクの台数が年々増えている一方、交通ルールが守られているとはいえない状況のベトナム。加えて保障制度も整っていないのが現状だ。もし交通事故にあい、その状態が重篤だった場合は、国内の病院で対応できず国外に緊急搬送となる場合もあります。必ず海外旅行保険には加入しておきましょう。

◯クレジットカードのスキミング被害

ベトナムでは、近年、クレジットカードのスキミング(不正情報読み取り)被害が多発しています。特に、街中のATMを利用する際や、小規模な店舗でカードを使用する際に注意が必要です。
ATMに不正な読み取り装置が仕掛けられていたり、暗証番号を入力する際に第三者やカメラに盗み見られたりすることで、カード情報が流出します。被害に遭うと、帰国後に覚えのない高額な決済が立て続けに行われるケースもあり、旅行の思い出が台無しになりかねません。

【対策のポイント】
・ATMは銀行内など、信頼できる場所に設置されたものを選びましょう。
・暗証番号を入力する際は、必ず手で覆い隠すように徹底してください。
・カード利用時、店員がカードを目の届かない場所へ持って行かないか注意しましょう。

◯ホテルの予約ができていなかった

オンライン予約サイトなどを利用し、支払いまで完了しているはずなのに、いざチェックインしようとしたら、「予約が見当たらない」と言われるトラブルが時折発生します。これは、ホテル側と予約サイト間の連携ミスや、システム上のエラーが原因となることが多いです。
特にベトナムの連休や繁忙期、大規模なイベントがある際には、ホテル側でオーバーブッキング(予約過剰)が発生しているケースもあります。現地で予約の証明(バウチャーなど)を見せても対応に時間がかかり、最悪の場合、別のホテルを探さなければならなくなる可能性があります。

◯ホテルの支払いが二重で請求された

クレジットカード決済に慣れていないホテルや、システムの不備がある場合によく発生するのが、「ダブルチャージ(二重請求)」です。
これは、チェックイン時などにデポジット(保証金)として一時的に引き落としがされた金額が、チェックアウト後も返金処理されず残っているケースや、すでに予約サイトで支払った宿泊代金が、現地でも誤って再度請求されてしまうケースです。すぐに気付けば現地で交渉できますが、帰国後にクレジットカードの明細を見て初めて二重払いに気づくことも少なくありません。

【対策のポイント】
・チェックアウト時は必ず領収書を受け取り、金額を確認しましょう。
・帰国後もクレジットカードの利用明細をこまめにチェックしてください。

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