スマートロボットを導入したハノイ市のヴー・ファム・ハム通りのカフェが注目されている。各ロボットは「Tu」「Bao」「Chi」「Thu」と名付けられている。
Tuは、あらかじめプログラムされたレシピに従い、塩コーヒー、ドリップコーヒー、ミルクティーなどの飲み物を作る。注文から数分後、ドリンクが完成するとTuは旗を振って合図してくれる。ある客は「品質も値段もバリスタの方が淹れてくださったコーヒーと変わりなく、誰もロボットが淹れたコーヒーだとは思わないでしょう」と話す。Baoは、飲み物をテーブルまで運ぶ配膳ロボット。客が頭を撫でると音声とかわいい笑顔で反応するインタラクション機能が備わっていて、場を和ませている。店内には写真撮影ロボットChiの姿もある。フレーム内に客が立つとChiが自動で高品質の写真を撮影してくれる。Thuは、事前にプログラムされたお題の範囲で書道作品を制作してくれる書道ロボット。2万VNDを支払うと「人生は開花する」などのメッセージを書いた書道作品をその場で完成させてくれる。
同店のオーナーは「人間と機械と文化の交差点を作り出すことを目的にロボットを導入しました。おいしいコーヒーがあるだけでなく、店での体験が特別なものとなり、そこに物語が生まれることを願っています」と語る。ロボットはすべてベトナム製で、ベトナムの動作環境や文化に適した対応が可能とのこと。客はバリスタのコーヒーまたはロボットのコーヒーのどちらかを選択できる。

こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!