ホーチミン市フーニャン区、チュオンサ通りの堤防沿いの一部が、数百個の色とりどりの提灯で飾られている。色鮮やかに変化した水辺の空間を、若者を中心としたたくさんの人々が早速訪れ、写真撮影している。
日中に堤防付近に足を運んでみると、様々な形や色の伝統的なランタンが規則的に配置され、街の中心部に芸術的な空間が作り出されている様子が、遠くからでも確認できる。夜になって灯りがともると、水面に映りきらめく光が、ロマンチックで幻想的な美しさを作り出す。家族と一緒に写真を撮っていた市内在住の女性は「このようにランタンでいっぱいの光景を見ると、ホイアンに来たような気分になります。こんなにたくさんのランタンを一度に見たのは初めてです。堤防沿いなので、涼しくてとても気持ちがいいです。夕方は混雑するのではないかと思い早めの時間帯に遊びにきました」と話す。堤防に沿ってたくさんのランタンが吊るされた華やかな光景に、古都ホイアンの美しさを思い出すのは彼女だけではないだろう。ティエンザン省からホーチミン市を訪れていた女性は「通りかかったら美しい飾りが目に入ったので立ち止まって写真を撮りました。ライトが点灯する夜間はもっと綺麗になると思うので、周辺を散策してライトの点灯を待ちます」と話す。
ランタンストリートは、ささやかながら観光の促進に寄与している。市民は日常的な景色が特別な空間に生まれ変わったことを誇りに思いつつ、地域社会の伝統文化を愛する心を再認識しているようだ。

こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!