税関当局によると、4月単月のマグロの輸出額は前年同期比1%減の約8600万米ドルにとどまった。中でも、マグロ缶詰の輸出額は同50%減の約1580万米ドルで、2023年1月以降で減少幅は過去最大。ベトナム水産輸出加工協会(VASEP)によると、輸出が減少した背景として、漁獲開始サイズに関する規制や、政令No.37/2024/ND-CPで定められた「水産原料を輸出時に、輸入品と国産品の同梱を禁止」といった規制も影響した。
一方で、冷凍蒸しマグロは前年同期比62%増、冷凍ブロックは同15%増と好調だ。市場別では、米国向けマグロ輸出額は前年同期比3%増の約3600万米ドル、EU向けは同11%増の約2100万米ドルと伸び悩んだ。中東における地政学的リスクの高まりによる影響も大きい。イスラエル向けマグロ輸出は4月単月で前年同期比57%減、年初4カ月では前年同期比62%減となっている。
※引用元:Phap Luat 5月31日
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