ハノイ市内に「電車を飲み込む」動画が撮影できるカフェが誕生

マンションを貫いて電車が通過することで知られる中国、重慶市の李子壩(りしは)駅で以前、遠近感を利用して電車を飲み込んだり、電車を袖の中に通したり、電車を手で押し戻したりする動画を、中国の多くの若者が撮影しSNSでトレンドになった。李子壩駅と同様に、高架上を通り過ぎる電車を捉えることができるハノイ市内の飲食店がこのトレンドに便乗し、若者に人気の動画撮影スポットになっている。

話題の店はドンダー区オチョドゥア地区にある。2014年に開店した同店のマネージャーは、中国の「電車を飲み込む」動画のトレンドを知り、店舗の5階でも同様の景色が見られることに気付くとすぐに店舗の改装を提案し、撮影環境を整え、SNS世代をターゲットにした集客を狙った。トレンドを活用したことでお客さんの数は大幅に増加した。多くの若者が列車が通過する瞬間を狙ってこのカフェにやってくる。特に日没時は印象的な写真が撮れると人気が高いようだ。

この店はカットリン駅に発着する高架鉄道が両方面に動く様子を眺めることができる絶好のロケーションにある。電車が見学しやすいように、5階はガラス製の柵が設置されたオープンスペースになっている。広いスペースが確保されているので、撮影の順番を待つ時間もそれほどかからないと好評。お店のスタッフが写真の角度の調整方法をアドバイスしてくれるのも嬉しい。トレンドを敏感にキャッチして素早く対応したことで、この小さな店は、ハノイ市の小さな観光地へと変貌を遂げた。

Bao
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!
    PAGE TOP