中国の植物防疫所は先ごろ、在中国ベトナム大使館に警告文書を送付した。それによると、ベトナムから輸入したドリアンに基準値を超えるカドミウムが検出されたベトナム側の包装工場33軒、および果樹園40軒の商品が「中華人民共和国食品安全法」および関連法で定められた基準を満たしていないことが明らかとなった。
その上で、消費者の健康を保護するために、中国は6月12日から、ベトナム側の包装工場15軒、および果樹園18軒からの輸入中止を決定した。ベトナム青果物協会(VINAFRUIT)はこれを受け、今回対象となった果樹園の管轄当局に対し、栽培農家に対する監督責任を果たし、栽培農家による規定違反を早期に改めるよう要請した。
中国の植物防疫所は、原因の早期特定や再発防止策の実施、報告を求めており、ベトナム側が対中ドリアン輸出基準を満たせば、輸出再開の可能性もあるとしている。
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