その影響には大小こそあれ、新型コロナウイルスの流行によりどの企業も困難に直面した2021年。パンデミックは2022年新暦正月・テト(旧正月)賞与にどのように反映しただろうか。
先日、複数の地方自治体が2022年の新暦正月賞与を発表。14億VNDを超える地域があれば、5万VNDしか支給されない地域もあるなど、今年の新暦正月賞与の支給額には例年以上に企業や地域による差が顕著に現れた。ホーチミン市での今年の最高額はFDI企業で働く個人に支給された1兆2,880億VND。昨年の最高額約10億VNDから大幅アップ。さらに大きな変化が見られたダナン市では、情報技術企業の1兆4,320億VNDが最高額に。これは国内で最も高い数字となった。
さらにハノイ労働傷病兵社会省の報告によると、テトの最高賞与額は民間企業の4億VND、最低額は30万VND程度と予想されるとのこと。他のいくつかの州でも、2021年と比較して賞与額は30~40%減少するであろうと発表された。
新型コロナウイルスの流行により大きな打撃を受けたビジネスは多いにも関わらず、2022年の新暦正月賞与の額はある程度の安定、さらに一部の地域ではその数字の高まりもみせた。これは企業の努力の証ともいえる。多くの企業は厳しい状況下でも従業員に十分な賞与を支給するために様々な取り組みを行っている。新暦正月・テト賞与が従業員と雇用主の関係性の向上に貢献したことを願う。
編集ライターB?o
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