家賃は街の中心部をピークに、そこから離れるに従って同心円状に下がります。単身者は、利便性を重視して中心部を選び、家族と住む人は部屋の広さや環境を優先して、住宅街を選ぶというのが一般的な傾向です。
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ハノイの場合
ハノイ市単身者
単身者が多く住んでいるのが、ホアンキエム区やハイバーチュン区、バディン区周辺です。このエリアには、日本食レストランや日本製の生活用品を取り扱う店も多いです。
日本大使館のあるバディン区の西側にあるキンマー通り、リンラン通り、ダオタン通りには特に日本人が多くいます。
キンマー、リンラン、ダオタンの3つの通りの位置関係
ハノイ市家族帯同者
一方、家族帯同者が多く住むのは、新都市として開発が進むコウザイ区やトゥーリエム区です。
コウザイ区には、ベトナム民族学博物館や、ベトナム自然博物館、大学などの文化施設が多くあります。ナムトゥーリエム区にはハノイ唯一の日本人学校があります。
住所:Ham Nghi, My Dinh 2, Nam Tu Liem, Hanoi, Vietnam
電話:+84-24-3764-9877
メール:school@jsh.edu.vn
ハノイ市高級住宅街
ハノイの高級住宅街として有名なのが、タイ湖(西湖)周辺で、中心部から離れているにも関わらず、家賃は高めです。ここには諸外国の大使館が多くあり、ベトナム人・外国人を問わず、富裕層が多く住んでいます。まちを歩いていると多くの外国の方すれ違います。
自然が多く、中心地から離れていることから、静かで落ち着いた雰囲気があります。ベトナムでもリラックスした生活を送りたい方にはうってつけの地区です。
ホーチミン市の場合
ホーチミン市単身者
単身者が多く住むのが、ホーチミン1区にある日本人街「レタントン通り」周辺です。中心部に位置しながら、「リトルトーキョー」と呼ばれるほど日本食レストランが多く、日系スーパーも近くにあるので利便性が非常に高いです。
また、1区に隣接するビンタン区のファンビッチャン地区も、第二の日本人街として活気があります。
ホーチミン市家族帯同者
一方、家族帯同者の居住率が高いのが、新都市として開発が進む7区です。中心部までは車で30分ほどかかるものの、区内に日本人学校があり、家賃相場も高めです。
住所:Sai Gon South, Block M9, Tan Phu Street, Tan Phu Ward, District 7, Ho Chi Minh City, Viet Nam
電話:+84-28-5417-9013(日本語/ベトナム語)
レタントンからみてサイゴン川の向こう側に位置する2区は、豪華な一軒家ヴィラをはじめ、高級アパートが次々建設されている高級住宅街で、日本人にも人気のエリアです。中でも外国人居住率が高いタオティエンは、インターナショナルスクールが多く、欧米系の家族が多く居住しています。
そのほか、オーストラリアンインターナショナルスクール(AIS)は幼稚園から高校卒業のカリキュラムがあり、多国籍な環境で、様々な文化、言語に触れながら教育を受けられる。
エリア選びのコツ
物件のある通りの名前が同じでも、通り沿いか、路地の中かで利便性は異なります。タクシーのつかまえやすさにも差があり、路地が狭いと家の前まで来てくれない場合もあります。
一方で、路地裏に家があるとベトナムのローカルな雰囲気を感じられるかもしれません。
滞在期間、理由、誰と滞在するかなどを考慮して、エリアの雰囲気をみつつ、最適なエリアを選んでみてはいかがでしょうか。
インターナショナルスクール:ハノイインターナショナルスクール、シンガポールインターナショナルスクール