都市生活に疲れ、離島で就職 Iターン転職を希望する若者が増加傾向|週末に読みたい!ベトナム時事ネタ帳

人口過密した都市での生活はストレスを生む。都会を離れ離島に行く、故郷に戻り起業するなど、新しい土地で新しい仕事を始めたいと望む人が増加している。彼らに共通するのは、安定した仕事があり、収入も低くないという点。多忙、激務、日々繰り返されるデスクワークに退屈している、などの理由でUターン、Iターン転職を決めている。

試しに離島に1か月滞在してみるつもりだったが、観光地のツアーガイドとして新しい仕事をみつけ、そのまま島に残ったという人もいる。交通渋滞の中で埃に塗れる代わりに、新鮮な空気と涼しい海風を楽しむ。一日の大半をデスクの前で過ごす代わりに、山や海で過ごす。島での生活は毎日が休暇のようであり、有給休暇の日数計算も必要ない。

都市部の生活費が月額約1000万VNDであるのに対し、離島での生活費はその半額といわれる。都会のような贅沢な飲食店や娯楽はなく節約もできる。離島生活の最大のメリットは健康。若い世代は特に心身の健康を重要視する傾向にあり、離島でのフリーランス・ノマドライフ人気は益々高まっている。その一方で他の地域への移動が難しい、自給自足でない限り肉や農産物の価格が本土よりも高いなどのデメリットもある。

専門家は、一時的なトレンドに影響されるべきではないと警告する。職務経験、資本、ビジネスを維持・成長させるための事業計画、さらに自由と引き換えにセルフマネジメント力と責任も要求される。夢の実現に向けて慎重な準備とプランニングを行いたい。

編集ライターB?o
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探している。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!

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