一度食べてほしいココナッツクラッカー
ベトナムを訪れる旅行者の間で、近年圧倒的な支持を集めているお土産があります。それが、「ココナッツクラッカー(Banh Dua Nuong)」です。一見するとシンプルな焼き菓子ですが、一度口にすれば、既存のクッキーやビスケットとは全く違う魅力に興味惹かれるはず。個包装なのも嬉しいポイント。いろんなフレーバーをご紹介するので、お好みのものを見つけてくださいね!
TOP COCO Original【MY PHUONG FOOD COMPANY】

このカテゴリーでは不動の「王道」。初めての方は、まずここから試すのが正解。味覚の主役は、完熟したココナッツの白い果肉。素材自体が上質なオイルと甘みを蓄えており、噛みしめるほどに、南国らしい豊かな美味しさがジワリと滲み出ます。ガリッとした硬派な歯応えが心地よく、濃厚な風味ながら後味は驚くほど軽やか。その潔い食感がクセになる人続出です。
■ ココナッツ感:★★★★★
■ 素材の主張度:★★★★
■ 合う飲料:#コーヒー #ハス茶 #紅茶
■ ココナッツ感:★★★★★
■ 素材の主張度:★★★★
■ 合う飲料:#コーヒー #ハス茶 #紅茶
TOP COCO with Peanuts【MY PHUONG FOOD COMPANY】

ベースはココナッツですが、特筆すべきはピーナッツの圧倒的な存在感。その豊かな風味と、特有の柔らかな歯ざわりが主役を張っており、カリカリ感は少し控えめな印象。知らないとベースがココナッツだと気づかないほどピーナッツの主張が強いです。ナッツの芳醇な油脂分が加わることで、あと味にも長い余韻を楽しめる一枚です。
■ ココナッツ感:★★★
■ 素材の主張度:★★★★
■ 合う飲料:#コーヒー #牛乳
■ ココナッツ感:★★★
■ 素材の主張度:★★★★
■ 合う飲料:#コーヒー #牛乳
TOP COCO with Mung Beans【MY PHUONG FOOD COMPANY】】

Mung Beanとは緑豆のこと。日本では春雨の原料として知られますが、ベトナムではお菓子や軽食の定番素材。ココナッツクラッカーと合わさると、その素朴さがさらに際立ち、数あるフレーバーの中でも最も滋味深く穏やかな味わい。甘さも極めて控えめなので、素材本来の香りが静かに広がります。お好みで何かをディップしてアレンジするのも楽しい一枚。
■ ココナッツ感:★
■ 素材の主張度:★★★★
■ 合う飲料:#ハス茶 #緑茶
■ ココナッツ感:★
■ 素材の主張度:★★★★
■ 合う飲料:#ハス茶 #緑茶
TOP COCO with Sesame【MY PHUONG FOOD COMPANY】

ベースのココナッツと胡麻が、驚くほど絶妙なバランスで溶け合う一品。お互いの個性を引き立て合う姿は、フレーバー展開の中でも随一の完成度。南国の開放感と胡麻の香ばしさが重なり、和洋中どんなお茶とも相性抜群。シーンを選ばず楽しめる万能な名脇役。オリジナルに加える「もう一種類」に迷ったら、これを選べば間違いないかと。
■ ココナッツ感:★★
■ 素材の主張度:★★★
■ 合う飲料:#ウーロン茶 #ハス茶 #コーヒー
■ ココナッツ感:★★
■ 素材の主張度:★★★
■ 合う飲料:#ウーロン茶 #ハス茶 #コーヒー
Banh Dua Nuong Thai Binh【Banh Thai Binh】

TOP COCOシリーズの個包装・4枚入りに対し、こちらは厚みのある3枚入り。空気を含んだ層が重なり、噛み砕くたびにザグザグと響く軽快な食感がクセになります。その一方で、噛みしめるほどに広がるミルキーでリッチなココナッツの余韻が実に見事。見た目にもココナッツシュレッドの存在感が際立っており、このお菓子の真髄を紹介するのに最適な一品。
■ ココナッツ感:★★
■ 素材の主張度:★★★
■ 合う飲料:#ハス茶 #コーヒー
■ ココナッツ感:★★
■ 素材の主張度:★★★
■ 合う飲料:#ハス茶 #コーヒー
小麦粉フリー?
このお菓子のルーツは1970年代、ベトナム中部地方に遡ります。特に、今回ご紹介した商品にもある「Banh Thai Binh」社は、その普及に大きく貢献した立役者。特産のココナッツともち米粉を主役に据えた、独自の「ガリッ」とした力強い食感が代名詞です。小麦粉を使わない伝統的な製法が主流ですが、食感調整で稀に含まれる場合もあります。グルテンフリーを重視する方は、原材料欄に「Bot Mi(小麦粉)」の表記がないか、念のためチェックすることをお勧めします。
Writer: ちぇりさん|在住12年目。日本で1,500件、ホーチミン市内で3,000件以上を食べ歩き、現地の食材や調味料にも興味津々。食べるのも作るのも好きなフードアナリスト。
フードアナリストちぇりのホーチミンの美味いもん
掲載号:785号 発行日:2026年4月1日






































