【みんなのヘルスケアQ&A】Raffles Medical｜乳幼児の定期健診（4ヶ月健診、7ヶ月健診など）は、受診できますか？

日本で当たり前のように行われている乳幼児健診ですが、ベトナムでは自治体からの通知がないため、気づかないうちに時期を逃してしまうことが少なくありません。しかし、この健診は、お子様にとっても、ご家族にとっても非常に大切な機会です。今回は、その受診のタイミングと、健診が持つ重要な役割についてお話しします。
乳幼児健診の一般的な受診時期は、生後3〜4ヶ月、6〜7ヶ月、9〜10ヶ月、そして1歳6ヶ月、3歳と、お子様の成長に合わせて設定されています。この時期を多少過ぎてしまったとしても、ご安心ください。私たち小児科専門医が、お子様一人ひとりの成長段階に合わせて適切に評価・調整を行います。
各時期の健診では、診察項目や問診内容が変わります。まだ小さい頃は、身長や体重、頭囲、心雑音、原始反射といった身体的な評価を中心に、日々の生活で保護者の方が抱えるお悩みや、予防接種のスケジュールに焦点を当てます。お子様が大きくなると、視力や聴力、発達に関する評価や相談の割合が大きくなります。乳幼児健診の本来の目的は、日々の生活では気づきにくい潜在的な病気や特徴がないかをスクリーニングすることです。
しかし、ベトナムでの生活においては、健診がさらに重要な役割を担います。衛生面や大気汚染、運動発達、ワクチン接種など、ベトナムで生活する上で多くのご家族が抱える具体的な心配事について、専門医と一緒に相談しながら解決策を探っていく貴重な機会となるのです。
対象となるお子様がいらっしゃるご家庭は、ぜひ一度お近くの小児科専門医にご相談ください。