この時期、花市場にはテトに向けて桃、梨、梅、菊、キンカンなどたくさんの花木が並ぶ。毎年特定の花がトレンドになるが、今年は優雅で上品な美しさがあり、色合いも桃の花に似ている木蓮に人気が集まっている。
木蓮は花が咲く時期には葉がなく、花が終わってから葉を出す。花の色は少しピンクがかった白色、または濃いピンク色の2種類。品種によっては、桃のように大木に育つこともある。以前は主に中国から輸入されていたが、ベトナムの気候条件や土壌が木蓮の栽培に適していることから、現在ではベトナム国内でも広く木蓮の栽培が行われている。販売者によれば、木蓮の人気が高い理由は、蕾ができてから開花するまで約1か月かかり、開花後も花が長持ちし、旧暦の1月15日まで楽しめるからとのこと。今年は桃の代わりに木蓮を購入する家庭や、例年通り桃を購入した上で木蓮を追加購入する家庭が多いそう。
価格については、枝分かれが多く、蕾がたくさん付いている大きい枝は、1本あたり180〜200万VND程度。特に枝振りが美しく、蕾が多い枝ともなると、1本500万VNDすることもある。2~3本の小さな枝が束ねられたものであれば、1束あたり15〜18万VND程度で購入できる。とはいえこの価格は、昨年よりもやや高め。お手入れは、日当たりの良い場所に置き、週に3~4回水やりを。小さな枝を購入しても、1つの鉢に3~5本を植えれば、テトを迎える頃には花がたくさん咲いた美しい鉢植えを楽しむことができるだろう。
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