ズボラさんでも簡単に作れるエビせんべいのバンカンがトレンドに

もとは南部発祥の料理バンカン(バインカイン)だが、今ではベトナムを代表する麺料理のひとつとして全土で食べられるようになっている。バンカンの麺は、米粉、小麦粉、タピオカ粉などを混ぜて作る太めの麺で、もちもちとした食感が特徴。日本の蕎麦のように、生地をシート状に伸ばしてから細く切断して作ることもあれば、細い筒状に伸ばして作ることもある。地域や店によって、バンカンの具材はさまざま。大抵の店では豚足麺、蟹麺などがあり、豚足、蟹、エビ、魚などからお好みで具材を選ぶことができる。味付けやスープの濃さも地域によって少しずつ異なる。

この身近な庶民料理を、なんと麺ではなくエビせんべいで作るという大胆なアレンジレシピが、最近若者を中心に広まっている。SNSには、エビせんべいバンカンの作り方を紹介する記事や動画が続々と投稿されている。レシピは広まるだけでなく進化も遂げていき、SNS上では競い合うかのようにさまざまなバンカンが誕生している。

麺の代わりに使われるエビせんべいは、ベトナムではあらゆる料理の脇役を務めるあのエビせんべい。小麦粉を主原料とし、油で揚げると膨らみ、サクッとした軽い食感が楽しめる。このエビせんべいを油で揚げずに麺のスープに加えると、揚げた時とはまったく異なる弾力のあるもちもちとした食感が生まれる。実は麺をエビせんべいに置き換えたバンカンは割と前から局所的に誕生し食されていたそうで、今回はネットユーザーを中心に反響が広がった形のようだ。

Bao
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!

動画トップ

PAGE TOP