【みんなのヘルスケア】 Family Medical Practice｜HPVワクチンは若年女性だけのもの？

Xin Chao! 初めまして、ファミリーメディカルプラクティスホーチミンで産婦人科医として勤務を開始した杉山彩子です。

さて、早速表題の件ですが、答えはノーです。

HPV（ヒトパピローマウイルス）ワクチンは、HPVによって引き起こされる疾患（子宮頸がん、その他の種類のがん、および尖圭コンジローマ）のリスクを低減するために開発された予防ワクチンです。
現在、主に使用されているワクチンは2価、4価、および9価のものがあり、これらはHPVの特定の型に対する保護を提供します。
、HPVワクチンの接種は、性別を問わず推奨されています。ワクチンは既存の感染症には効果を示さないため、男女共に理想的には性活動を開始する前の接種が推奨されていますが、45歳までは効果が証明されています。

男性の接種について注目すべきは、将来のパートナーに対する予防だけでなく、自身の尖形コンジローマ、喉頭がんや陰茎がん、肛門がん等に対しても予防効果が高いという点です。
ただし、ワクチン接種後も例え効果が高いとされる子宮頸がんであっても100％予防できるわけではないので、定期的ながん検診を受けることが重要です。

当院では、より効果の高いHPV9価ワクチンを提供しております。
現代の医療でもがんを予防できるワクチンはHPVワクチンだけです。
また、、接種スケジュールを守れば半永久的な効果を持つので、もしまだご自身やお子様が未接種であればぜひ接種をご検討ください。

Family Medical Practice ホーチミン市

杉山彩子 医師

基本情報

Family Medical Practice(ファミリーメディカルプラクティス)

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