世界最小のニワトリ「ルチンニワトリ」が、ペットとして人気を集めている。ルチンニワトリは、羽の茶色の斑点が特徴のヤマウズラと「Blue-breasted Quail」という英名の通り胸の部分が青いヒメウズラの交配種。握りこぶしほどの大きさで、体重はわずか50～70グラム程。メスのルチンニワトリは約40〜50グラムであるのに対し、オスのルチンニワトリは約30〜40グラムとさらに軽い。その卵には強力な抗酸化作用を持つルチンが豊富に含まれているため、ルチンニワトリと呼ばれている。
ルチンニワトリの飼育の魅力は、ペットを飼うことによって得られる癒しだけではない。ルチンニワトリは体が小さく、臭いが少なく、年間約300個の卵を産むことができるので、小さなスペースでも誰でも気軽に鶏農家気分が味わえることも魅力のひとつ。7羽飼育すれば、年間約2000個の卵の収穫も夢ではない。小屋は、ルチンニワトリの様子が観察しやすいよう、透明度の高いアクリル製のものを使用する人が多い。ガラスの水槽を使用する人もいれば、花や木、風景や家具などを加えて豪華なニワトリの別荘を作り上げる人もいる。
通常ルチンニワトリは番いで販売されていて、価格は25万～30万VNDが相場となっている。100万VNDも費やせば小屋も含め一式揃えることができる。餌は発酵飼料、雑穀やふすまなど、多様。ルチン鶏の平均寿命は約7年。ごく少ない手間とコストで飼育できるとあって、忙しい人にも支持されている。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます！
