繊維・皮革産業人手不足が深刻に

ベトナムの繊維・衣料・皮革・履物(TCLF)部門の労働力不足が深刻だ。ほとんどのTCLF関連企業では、給料の高い業界への転職や、都市部の生活費高騰のためのUターンなどで既存社員の退職が後を絶たない中、新規採用が非常に難しくなっている。ある会社では、以前は1週間で50人の熟練労働者を雇うことができたが、現在は1カ月に10人程度しか採用できず、需要はあるものの生産の拡大や新規注文を受けられない状態が続いているという。

TCLFはベトナム経済の中で最も労働集約的な産業で、繊維・衣料産業の労働者は約200万人と製造業全体の25%、皮革産業は約140万人で18%以上を占めている。
専門家は安い労働力に依存したモデルの衰退は避けられないとし、政府は経済成長モデルのシフトチェンジ局面にきていると指摘。同じTCLF産業でもデザインなど高付加価値の段階に投資するなど今後の展開に期待を寄せた。

引用元:VnExpress 7月4日
※本記事はソースの翻訳情報のため、内容が変更される場合もあります。

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