名勝「バンゾック滝(中国名:徳天瀑布)」をご存知だろうか? ベトナム北部カオバン省に位置し、実は世界4番目の大きさと誇る。豊富な水量は圧倒的、さらに冒険心をくすぐる秘境。そんな事前情報を元にこの目で確かめてきました。
ハノイからバンゾック滝までは約8時間の道のり。。。土日だけでは難しく、金曜日の夜から夜行バスで出発。
直通バスは無いため、カオバン市街で乗り換えが必要だ。
バンゾックの滝に到着
『バンゾック滝(中国名:徳天瀑布)』は、ベトナム北部カオバン省と中国国境にまたがる落差30m/幅200mの滝で、世界4番目で三大瀑布(ナイアガラ・イグアス・ヴィクトリア)に次ぎます。むろんアジアではNo.1。まさかベトナムにこんな巨大瀑布があったとは……。日本の某TV番組で取り上げられたこともありますが、交通インフラが整っていないせいか、まだ観光客は比較的少なく、秘境感も同時に味わえます。我々が訪れた5月も水量が多かったのですが、ベストシーズンは雨季ただ中の7月~9月。大自然のパノラマとともに、運が良ければ、虹がおりなす神秘的風景をみることができるかもしれません。
長い石段を上って神社へ 息を飲む雄大なパノラマがご利益となる
バンゾック滝から500メートル、徒歩5分ほどのところにある神社。坂道が続き、長い石段を上るとバンゾック滝と周辺を一望する大パノラマが広がります。2014年建立のカオバン屈指のViewスポット!
ホーチミン氏の隠れ家 Pắc Bó
ここで勝利への作戦が練られたのか?フランス軍との戦争時にホーチミン氏が隠れ家としていた洞窟。戦後も何度かここに足を運んだらしい。近隣を流れる川は「レーニン川」、山は「マルクス山」と呼ばれています。ベトナム建国時に強く影響を受けた2人の名前が使われていることからも、ホーチミン氏の思い入れが強かった場所であることが窺えます。
宿
宿泊先はカオバン市内の『SAS HOME 』。ベトナムの田舎に快適なホテルがあるのか心配されるかも知れないが、ここは英語が堪能なオーナーが客室を案内してくれる。女子ウケ間違いなしのお洒落な客室が自慢。ドミトリーもある。
カオバン名物
ハノイでも定番のベトナム料理である「バインクオン」。ハノイではヌクマムベースのソースで食べることが一般的だが、カオバンではあっさり豚骨スープに浸して頂く。絶品ご当地メニューだ!
総評
いかがでしたでしょうか。今回のカオバン省の旅はベトナムはまだまだ知られていないところがあるんだろうな、と、改めて認識する旅でした。特に『バンゾックの滝』はもっと世界的な観光地になってもいいんじゃないか、そう思わせてくれる絶景スポットです。大自然の中に不意に現れる大迫力の滝は、まさに一見の価値あり。ベトナムにいるうちに是非訪れてみるのをおススメします。
社会科見学度★★★
大自然度★★★★★
行きやすさ★★