日本と同様、基本的にチップの習慣がないベトナムですが、ちょっとしたお礼には2万VND、さらに感謝を示す場合には5万VND程度のチップを払うとスマート。少額のおつりならチップとして残す場合もあります。 ハノイ在住歴1年半を経てどれくらいか相場なのか分かってきましたので、ハノイ担当永尾がまとめてみました!(ゴルフを中心にチップもインフレーションが起きています)
マッサージ
チップに関するトラブルで、いちばん多いのがフットマッサージです。日本人の感覚からすると、チップは「特別なサービスをしてもらったときだけ払うもの」「相場は料金の10%」と考える場合が多いのですが、ベトナムのフットマッサージはどちらにも当てはまりません。
チップの支払いは基本的に必須。チップが「マッサージ担当者への支払い」で、マッサージ料金は「施設使用料」と考えたほうがいいでしょう。さらに、チップは「料金の10%」ではありません。マッサージ料金が高い安いは関係なく、基準は「何時間マッサージをしてもらったか」。大体1時間のマッサージをしてもらったら、10万VNDくらいのチップを払うのが適当です。
メインターゲットが日本人というマッサージ店では、チップ込みの料金設定をしているところが多く、料金表にも「チップ込み」と明記してあるため、日本人にとっては安心です。もちろん、満足度が高ければさらにチップを払っても問題ありません。
チップを要求されたら
マッサージ店の施術スタッフは、基本的に最低保証額程度の給料と客からのチップが収入となるケースが多いです。そのため、チップを催促したり、「もっと欲しい」と強く要求するスタッフも中にはいます。不当な金額を要求された場合は、毅然(きぜん)とした態度で対応し、執拗(しつよう)であれば、店のマネジャーや責任者に伝えましょう。
ゴルフ
ベトナムでは通常1人のプレーヤーに1人のキャディがつきます。ラウンド後に50万VND程度のチップを渡しましょう。
ホテル
チェックインの際、部屋まで案内してくれたスタッフに5万VND~10万VND程度のチップを渡すと、滞在中に気を利かせてくれるでしょう。ベッドメークの人用に枕元にチップを置くと喜ばれますが、あまり習慣はないので出さなくても全く問題ございません。
車や船をチャーターしたら
スポットで数日程度、車や船をチャーターする場合は、運転手に10万VND(1日)程度のチップを渡しましょう。感謝の意もあるが、翌日以降の遅刻防止や寄り道などのリクエストを快く引き受けてもらうのに有効です。タクシーや月極レンタカーは原則チップ不要です。
レストラン
基本的に不要ですが、会社のパーティーを催した際など、規模に応じて5〜10万VND程度のチップを渡すとよろこばれます。
中には会計の際、すでにサービスチャージが含まれているところもあります。