ホーチミン市1区、サイゴン川沿いのバーソン橋近くの小さな一角が、市民が思い思いの時間を過ごせる緑豊かで清潔感のある空間に生まれ変わった。元々はただの空き地だった地下鉄1号線バーソン駅3番出口横のこのエリアは、今では、高価なリゾートやスタジオに行くことなく、街の中心部で「ミリオンライク（百万のいいね）」を獲得できる写真が撮れる場所として、若者の間で注目を集めている。
地面は青々とした芝生で覆われ、周囲には小さな並木があり、辺りは爽やかで涼やかな雰囲気。芝生の間には川の流れと並行に石畳が敷かれていて、近代的な印象も受ける。市内中心部に位置し、グエンフーカン通りとトンドゥックタン通りに近いこのエリアは、交通の便も良く、散歩をしたり、写真を撮ったり、都会の喧騒の中で高層ビルを眺めながらただリラックスしたりするのに最適。建築デザインの素晴らしさで知られるバーソン橋も、この真新しいエリアから見ると、さらに魅力を増すようだ。夕方は特に、夕日が川面に映り込み、きらめきが増す。ホーチミン市の現代的なシンボルであるバーソン橋とサイゴン川を一望できる風通しの良いこのオープンスペースは、ホーチミン市の新写真撮影スポットとして観光客にもおすすめできる。
この川沿いの新しいエリアの誕生は、人々にリラックスできる空間をもたらすだけでなく、都市景観の美化にも大きく貢献している。公共空間における小さくな改善が、都市生活に大きな変化をもたらすことができるという証でもある。
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