ふりかけ?おかず?Cha Bongの魅力
日本人には馴染みが薄く、しかしベトナムでは日常的な料理に添えられることが多く、目にする機会も多いので「あれは何?」と疑問に思われた方も多いかも。Cha Bong。主に肉や魚の動物性タンパク質を原料とし、味をつけて加熱したものを乾燥させ、割いて叩いて繊維を毛羽立たせたり、粉末にした保存食。日本の「デンブ」と、とても似ています。使い慣れると意外と楽しめる食材ですよ!
鶏肉|CHA BONG GA【LISA FOOD】

鶏肉が原料で、太めに割いて叩き毛羽立たせた様子は、一見毛糸のように見えるため、これが料理に添えられていたり、パンに乗っていると驚く方もいますが、優しい食感のサキイカだと思えば抵抗感がないかも。また数ある商品の中でも優しい味わいなので入門編にもってこい。
■ 塩気 ★★
■ 素材の主張 ★★★★★
■ 食べやすさ ★★
■ 塩気 ★★
■ 素材の主張 ★★★★★
■ 食べやすさ ★★
雷魚|CHA BONG CA LOC【PHAM NGHIA FOOD】

雷魚が原料。川魚なので、日本人が生のものを調理する機会は少ないかと思いますが、Cha Bongに加工しているものは川魚が忌避される原因の臭いも気にならず、むしろそれが旨味に変わっており、ふわふわと軽い口当たりなのに、しっかりとした存在感を主張する旨みが特徴。
■ 塩気 ★★★★
■ 素材の主張 ★★★
■ 食べやすさ ★★★★
■ 塩気 ★★★★
■ 素材の主張 ★★★
■ 食べやすさ ★★★★
タウナギ|CHA BONG LUON【PHAM NGHIA FOOD】

北の地方でよく食べられるタウナギが原料。粉末とまではいかないが、かなり細かく粉砕され、しっとりさを持たせた状態。一部、骨成分も入っていると思わせる硬質ながら調味料が抑えめな味わいは、良質の粉末出汁を思わせる。実際、汁物の出汁の一部として入れても美味。
■ 塩気 ★★★
■ 素材の主張 ★★★
■ 食べやすさ ★★★★
■ 塩気 ★★★
■ 素材の主張 ★★★
■ 食べやすさ ★★★★
鮭|CHA BONG CA HOI【hainamfoods】

鮭が原料。鮮やかなオレンジ色は鮭が持つ色からきており、着色料などを使っているわけではなさそう。粉末とまではいかないが、ふわふわとしたエアリーな食感に鮭フレークのような味わいで日本人には馴染み易いかも。ご飯のふりかけとしてシンプルに楽しめそう。
■ 塩気 ★★
■ 素材の主張 ★★★★★
■ 食べやすさ ★★★
■ 塩気 ★★
■ 素材の主張 ★★★★★
■ 食べやすさ ★★★
カニ|CHA BONG GHE【PHAM NGHIA FOOD】

ほぼ粉末で、かなり軽いので扇風機などの風があるところでの扱いは注意。ほぼ粉末の中に一定数の細い細い繊維質な状態のものも含まれ、それが繊細にサクサクとする見応えは比較商品中唯一のもの。アクを取り除いた品の良いカニの風味はいろんなものに合わせられそう。
■ 塩気 ★★
■ 素材の主張 ★★★★★
■ 食べやすさ ★★★★
■ 塩気 ★★
■ 素材の主張 ★★★★★
■ 食べやすさ ★★★★
エビ|CHA BONG TOM【PHAM NGHIA FOOD】

比較商品中最も細やかな粒子に感じられるが、あまり水分に馴染まないためか、口に入れて噛もうとすると、圧縮されて少ししっかりした食感になる。エビの旨みが強く、さほど強くないはずの塩気がしっかりと感じられ、粉末に近いのに存在感のある味と食感。
■ 塩気 ★★★★★
■ 素材の主張 ★★★
■ 食べやすさ ★★★★
■ 塩気 ★★★★★
■ 素材の主張 ★★★
■ 食べやすさ ★★★★
使い方と注意事項
Writer: ちぇりさん|在住12年目。日本で1,500件、ホーチミン市内で3,000件以上を食べ歩き、現地の食材や調味料にも興味津々。食べるのも作るのも好きなフードアナリスト。
フードアナリストちぇりのホーチミンの美味いもん
日本人には少し珍しいし軽いのでお土産にも良さそうですが、主原料がお肉のものは日本には持ち込み禁止です。お土産にするなら、お魚やエビ、カニのものにしましょう 海産物の加工品は持ち込み可です)