まだ泳ぐには早いこの時期に、毎年多くの家族連れや子供たちが楽しみにしているビーチアクティビティといえば、潮干狩り。シーズンを迎えSNS上では広大な干潟でバケツを手に、泥だらけになって熱心に貝拾いをする子どもたちの写真や動画が見られるようになった。多くの家族連れが朝早く起床し、干潮時を狙ってバケツや洗面器を持って干潟に足を運び、新鮮な貝を探している。楽しく遊びながら食料が調達でき、なおかつ家族の絆を深められるアクティビティとして、潮干狩りは長年多くの人に愛されてきた。
しかし最近、観光客が簡単に貝をみつけられるよう、地元の人たちが干潟に貝を撒く光景を撮影した動画がSNS上で拡散され、多くの人を驚かせた。それでも訪問者の多くは「なんにせよ潮干狩りは楽しいので、アサリやハマグリがあらかじめ人工的に撒かれたものであるかどうかは気にしません」と話す。良い場所を確保してたくさんの貝を収穫するために、干潟には朝4〜5時頃の時点ですでに大勢の人が集まっている。走り回る子供たちの笑い声や、子供以上に真剣に砂を掻き回して貝を探す大人たちの姿で、浜辺は早朝から賑わいでいる。
ハイフォンのホアンチャウビーチでは地元当局が治安部隊を派遣し、警察や国境警備隊と連携し、人々が集まる場所に沿って標識を設置したりアナウンスを行ったりして、水の事故の危険性について警告するなど、観光客の安全を確保するための対策を講じている。潮干狩りは、地域の観光促進にも大きく貢献している。

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