こんにちは。ウインソンキャピタル社シニア・アドバイザーの中井です。海外で暮らす皆様に向けて「生活スキル」としての資産運用の大切さを日頃からお伝えしております。どうぞ宜しくお願いいたします。
巷では老後2000万円問題が広く論じられる中で、リタイア後の備えには「資産形成が重要」という認識が広まりつつあります。ではどんな金融商品でどのように始めたら良いのかは難しい選択ですよね。基本形は少額でも良いので10年以上の中長期の時間をかけて行う定額積立投資につきます。「貯金が出来てから」ではなく、自分用の年金として強制的に引き落としをするシステムをご自身で作り上げる事が、将来のご自身への投資に繋がります。
肝心の投資運用先はどうしたら良いのでしょうか。ベトナム居住の方々に、今回は日本の証券口座では実現しにくい情報をお届けしましょう。それは仮想通貨の代表選手、ビットコインの市場価格に直接連動したファンドへの定額積立運用です。えっ? ビットコインと聞けば、高い収益性は期待できますが、取引所の不正や顧客の資金流出問題などの不透明な問題が国内外で生じ、安全性に欠ける案件と言わざるを得ない状況でした。ところが金融のフィンテック化が加速する中、2024年始めに大手・ブラックロック社がビットコインの現物価格に連動する投資信託ファンドを発売した事を皮切りにして、特定の仮想通貨取引所を介さなくても少額投資で安全に購入できるようになったのです。(但し、レバレッジ取引は出来ません。)
上表は、2013年から2023年の10年間、世界の主要な資産クラスのパフォーマンス表です。黒色のボックスで表示されているBTCの表記で、過去10年間、ベストか最下位のパフォーマンスだった事が判ります。こうした激しい騰落(価格の上げ下げ)のファンドこそが、定額積立の運用先として適しているのです。
もちろん、投資運用先としてビットコインに100%全力買いで資金を投入する必要は全くありません。他のメジャーな世界株式などのファンドと抱き合わせで上手くブレンドしても良いでしょう。好きな時に手放して他のファンドに資金を平行移動する事もオンライン売買指示を通して行う事ができます。
2024年4月から毎月200ドルで積立を開始した田中さん(仮名)。半年後の状況を調べてみると、価値額は1656ドルに成長していました。米国・FRB議長によるビットコインへの好意的な発言や次期トランプ政権の期待感など、複数の要因が価格上昇の要因となっています。今後は暴落局面もある事は上表からも容易に予想が出来ます。でも、そのような時期が来ても田中さんは平常運転で定額積立を続けるでしょう。10年後が楽しみですね。
面談希望やご質問のある方は、下記の Google Formで、もしくはtoshie.nakai@winsoncapital.com 宛てに日本語でご連絡くださいませ。
企業情報
会社名 | WINSON CAPITAL (VIETNAM) LTD |
住所 | Level 11 , Deutsches Haus, 33 Le Duan ., Di 1 , HCMC |
電話番号 | tel:+84-28-3554-2500+ 84-28-3554-2500 |
Webサイト(英語) | https://winsoncapital.com/ |
今回はウィンソンキャピタルさまによるコラム(第2回目)をご紹介します。「ビットコインってなんか怪しいな」と敬遠している方もぜひご一読ください。