定期健康診断を受ける


日本とは医療環境の異なる海外だからこそ、健康状態は定期的にチェックしておきたいもの。定期健診は会社負担での受診が一般的ですが、より詳細な検査を望む場合は国内外で受診するなどさまざまな選択肢があります。

◯ベトナムの定期健康診断

ベトナムで定期健診を受ける場合、会社が指定する病院で年1回の健診を受けるのが一般的で、その内容は通常、血液検査やX線検査など全身状態を把握するものとなります。もし、より詳細な検査を希望する場合は、個人で国内もしくは国外の病院に予約し、人間ドックなどを受けることが可能です。
 
ベトナムの日系クリニックや病院には、一般的な検査から、腫瘍マーカーやエコーなど総合的にチェックするものまでさまざまな健診プログラムが用意されています。予約から検査、問診まで日本語対応可能な日系医療機関の中には、健康診断後に数値結果や総評を日本語のレポートで知らせてくれるところもあります。病気の早期発見や早期治療のために、年に一度は定期健診を受けるようにしましょう。

日本式健康診断をベトナムへ
近年、生活習慣病が主要疾病になりつつあるベトナムでは、早期発見・早期治療のための健診ニーズが高まっている。その機運を受け、日本の画像診断・検査機器ビジネスを、教育を含めたシステムで売り込もうと日系企業も動き出している。

2014年には、コンサルティング会社「ドリームインキュベータ」などが推進する「日本式健診センター事業プロジェクト」が経済産業省の実証調査事業に採択され、「医療法人鉄蕉会」やベトナムの大手医療機器販売会社「JVC」などとともに、ホーチミンでの日本式健診センター設立に向けて事業をスタートさせた。

また、医療機関の経営コンサルティングなどを手がける日系企業「メディヴァ」が、2016年11月にハノイ市の国立「バックマイ病院」と事業協力覚書を締結。これにより、今後バックマイ病院内に健診センターを設立するほか、ベトナム北部地域における健診の普及促進と健康寿命延伸のための貢献を目指していく見込み。

◯健診に関わるベトナムの法制度

東南アジアの先進国であるシンガポールやマレーシアでは、定期健診が普及しつつありますが、あくまでも自主健診が中心です。それに対し、ベトナムは新興国であるにも関わらず、労働者への定期健診が義務化されている珍しい国です。

現行の法律では、雇用者は被雇用者に対し年1回の定期健診を受診させる義務を負っています。企業側の観点からは、従業員の定期健診受診によって、環境への適応可否やメンタルヘルス管理ができるという利点があります。

◯近隣諸国への健診旅行

医療先進国であるタイやシンガポールへは、ベトナムからアクセスしやすく、健診のために訪れる在住邦人が少なくありません。数多くの日本人が暮らすタイには、日本人専用の健康診断センターや日本語コーディネーター常駐の医療機関があり、日本人がかかりやすい疾患を考慮した健診プログラムが用意されています。

内容は、所要4時間程度の半日ドックが一般的で、旅行を兼ねて家族で受診するケースもあります。


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