国際通貨基金(IMF)は、2024年のベトナムの国内総生産(GDP)成長率を6.1%として、6月の予測値(約6%)から上方修正した。輸出や観光産業が好調なことや、財政政策や金融政策が緩和されたこともあり、2023年末から経済成長は回復している。国内需要や不動産は今後も回復が続く。主に食糧・食料価格の上昇で、インフレ率は4~4.5%で、国家銀行の目標値と同水準だ。
一方で、ベトナム経済にはリスクも高い。年初8カ月におけるベトナムの輸出額は前年同期比16%増の約2億6500万米ドル。輸出はベトナム経済のけん引役だが、世界経済の成長度合いや地政学的緊張の長期化、貿易摩擦の拡大などによって輸出が減速する可能性もある。さらに、ベトナムドンの対ドル為替の下落も懸念される。
※引用元:VnExpress 10月1日
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