女優・歌手のIUとパク・ボゴムのW主演のNetflix配信韓国ドラマ『おつかれさま(原題When Life Gives You Tangerines)』に登場した「焼きみかん」がSNS上で話題になっている。同作は1960年代の済州島を舞台にスタートし、少女と少年の一生を描くヒューマンドラマ。みかんは済州島の名物であり物語のなかで何度も登場するが、焼きみかんは、寒いなか作業をする際に手を温める農民の知恵であり、何世代にもわたる島民の思い出に残るおやつである。焼くことで果汁が溢れ出て、熱いみかん茶のようになると、近年韓国ではキャンプ料理としても人気がある。多くの視聴者に温かい冬の味覚の記憶を呼び起こした焼きみかんは、主演の2人が織りなす感動的なワンシーンに登場したこともあり、同作品のシンボルとして広まっている。
3月初旬から「焼きみかん」というキーワードは、TikTok上で検索上位に上がっている。ドラマが大ヒットしたことにより、ベトナムの多くの視聴者が興味を持ち、自宅で焼きみかんを作り、その様子を投稿している。作り方はとても簡単。ガスコンロまたは炭火にみかんを直接のせ、皮が少し焦げるくらいまで焼くだけ。軽く焦げた皮の香ばしさと果肉の柔らかい食感、甘味が混ざり合い、不思議と誰もが懐かしさを覚えるやさしい風味が生まれる。焼きみかんはエアーフライヤーでも作れる。200℃で10分焼いたらみかんをひっくり返し、皮が軽く焦けるまでさらに5~10分焼いて。

こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!