ホーチミン市1区のパスツール通りにあるカフェ「XLIII Coffee」が販売を開始したスペシャルティコーヒーが話題になっている。同店で最も高価なメニューである、コロンビア産の高級豆を使用した250mlのコーヒーの価格は、なんと1杯50万VND。
このコーヒーに使われているのは、最高品質のアラビカ種「Sudan Rume(スーダンルメ) #00046」。スーダンルメは、希少品種「Geisha」をはじめとする最高品質のコーヒーを作り続ける生産者として名高いコロンビアのCGLE(Café Granja La Esperanza)が生産する希少品種のひとつ。250mlのコーヒー1杯を作るために、15gのコーヒー豆が使用される。注文が入るとバリスタはその場で豆を挽き、挽き立ての豆を客に提供して、まずは香りを楽しんでもらうサービスを行っている。挽き立てのスーダンルメからはユーカリ、ジャスミン、レモンピールを思わせる爽やかな香りが立ち上る。
他のスペシャルティコーヒー店と比べて約4倍という強気な価格設定について、同店の代表は「50万VNDという価格には、保存用の特殊パッケージ、空間、体験、サービスが含まれています。またコロンビアからベトナムへの輸送費や税金も価格を上げる要因のひとつとなっています。コーヒー豆の価格は品種と品質基準によって決まりますが、スーダンルメの生豆の価格は1kg当たり120USD(約300万VND)に達しています」と説明する。
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