フィリピンの報道によると、同国の国家経済開発庁がコメの輸入関税を現行の35%から15%に引き下げる。適用期間は2028年までとなる。フィリピン国内の米価格を引き下げて、特に貧困層をはじめとする庶民を支援するのがねらい。
フィリピンは世界最大のコメの輸入国で、ベトナム米の最大の輸入国でもある。ベトナム米は、味や価格の面からフィリピン市場でも好まれており、メトロマニラ(マニラ首都圏)や南部地域を中心に人気がある。
フィリピン農業省植物産業局の最新データによると、年初から5月23日までの統計で、同国のコメ輸入量は前年同期比20.3%増の約197万トンに達した。そのうちベトナム米は約144万トンで、全体の73% を占める。米国農務省(USDA)によると、2024年にフィリピンは約420万トンのコメを輸入する計画で、世界トップを保持する見込みだ。
※本記事はソースの翻訳情報のため、内容が変更される場合もあります。