このところ暑い日が続いていることもあり、見た目が華やかで、のどごしも良く、爽やかな気分になれる桜の豆腐が若い女性を中心に注目されている。
もともとは中国のソーシャルメディアで大流行した桜の豆腐。ベトナム国内でそれを真似て販売する店が出始めるとすぐに、多くの若者がその店に行列を作るようになった。そもそも女性に人気の豆腐だが、桜の豆腐には購買欲をそそる仕掛けがいっぱい。明るい桜色の豆腐の上には滑らかなチーズが乗せられ、その上にはさらにピンク色の粉と、タピオカをトッピング。最後にピンクの桜の花が飾られ、籠に入れて提供される。豆腐とは思えない可愛らしい見た目で、人気になるのも頷ける。
桜の豆腐はトッピングが豊富で作るのに手間もかかっていそう。さらにお洒落な籠に入っていて高級感もあるのだが、値段は3万5000VNDと非常に良心的。ドリンクを買うのと同じような値段でベトナム版の桜豆腐全部乗せが楽しめることも人気の理由のひとつのようだ。
肝心の味はというと、タピオカが、通常のもちもちした食感のものではなく、ザクザクとした食感であるのは面白いが、豆腐そのものは少々ざらついた食感で大豆の風味もなく、正直なところその魅力は味ではなく可愛らしい見た目だけといったところだ。
現状ハノイには桜の豆腐の販売店が数少ないため、販売店には多くの客が集まっている。今後、多くの店舗がこの料理を販売し始めるであろうが、2024年のグルメトレンドNo1にはならなさそうだ。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます！
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