噴火!?UFO!?バーデン山の山頂をすっぽりと包み込んだのは◯◯|週末に読みたい!ベトナム時事ネタ帳

大きな自然の帽子をかぶったタイニン省バーデン山の珍しい姿がソーシャルメディア上で広く拡散された。その現象が見られたのは今月24日。バーデン山上空に、山頂をすっぽりと包み隠してしまうほどの大きく厚い雲が出現した。見たこともないバーデン山の姿に地元の人々も、そして共有された写真を見た大勢の人々も一同に驚かされた。

ソーシャルメディアで画像を見た人々は「日本の富士山上空に出現する雲に似ている」「上空から丘の様子を調査するために停泊する自然の雲の円盤、UFOのようだ」などとコメントしている。なかには「神聖なるバーデン山の頂上を覆う雲の出現には、何か神秘的な力が働いているのではないか」と考える人もいる。

ハノイ天文学会(HAS)は、この現象を「レンズ雲」と説明。レンズ雲の発生条件は、気温が低く、上空の風が強く、空気が湿っていること。風上側の斜面で雲が発生し、風下側の斜面で雲の粒が消えていく現象を繰り返しているため、見た目には同じ雲が一箇所に停滞して動いていないように見える。現象自体はそれほど珍しくなく、日本では富士山の上空などに出現することで知られる。山の上に発生したレンズ雲を「笠雲」と呼ぶことから、「笠雲」の名称の方が日本人にはピンとくるかもしれない。

ベトナムでも高い山脈の上空に現れることはあるが、標高996mのバーデン山の上空で発生することは非常に稀とのこと。ましてやこれほどにはっきりとした大きい笠雲が同地点で見られるのは初めてのことだ。

編集ライターB?o
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探している。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!

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