ホーチミン市10区、レーティーリエン公園にある金魚すくいの出店が若者たちを夢中にさせている。出店のオーナーは「これは紙の道具(ポイ)を使って金魚を捕まえる日本の伝統的な遊びです。時間制限はありませんが、紙が破れたらゲーム終了です」と説明している。
客の大半は「YouTubeなどで金魚すくいを見たことはあるけれど、実際に紙製のポイを使って金魚を捕まえるのは初めての体験です」と楽しそうに話す。金魚すくいには忍耐力、冷静さ、機敏さ、集中力が求められる。また魚の動きを読み取ること、ポイを水槽に入れる際の角度やタイミング、力加減などのテクニックも必要で、金魚すくいの存在すら知らなかった初心者にはなかなか難しい。料金は1プレイ3万VND で、すくった数だけ持ち帰ることができる。一匹もすくえないままポイが破れた場合は金魚を数匹プレゼント、という日本国内の金魚すくいの暗黙のルールもしっかり踏襲されている。
直径10cm程度の小さく繊細なポイを操る金魚すくいは、馴染みのないベトナム人にしてみればかなりスリルのある体験のようだ。ある客は「面白い遊びだと思います。簡単そうに見えて難しい。じっくり魚を見続け、タイミングを見計らって魚を捕まえる時の感覚は刺激的です。魚を捕まえるまでに長い時間がかかりますが捕まえた魚を持ち帰ることができるのは嬉しいですね。頑張ってすくいあげた金魚だけに、ペットショップで購入する魚以上に愛着が湧くような気がします」と話してくれた。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!