主な居住エリアには、大型ショッピングモールやスーパーマーケット、コンビニなどさまざまなお店があり、生活に必要なものは現地調達が可能です。日本食材店のほか「イオンモール」など日系のお店も増えています。
◯スーパーマーケット
食材をはじめ洗剤などの日用雑貨、衣類まで扱っており、日常生活にもっとも欠かせないのが、スーパーマーケットです。
その中でも2014年1月、ホーチミンに1号店をオープンした「イオンモール」は心強い存在です。2017年1月現在、ホーチミンに2店舗、隣のビンズオン省に1店舗、ハノイに1店舗と、合計4つの店舗があります。モール内にあるスーパーでは、イオンのオリジナルブランド「トップバリュ」の商品など日本の食材が売っており、まとめ買いにも便利です。
ローカルスーパーでは、老舗の「コープマート」、中心地に多い「ヴィンマート」などが街中に点在しています。
野菜は計量後にレジへ
◯コンビニ
年々、24時間年中無休のコンビニが増えています。ホーチミンを中心に、日系では「ファミリーマート」が153店舗(2017年11月現在)、「ミニストップ」が99店舗(2017年11月現在)、「セブン・イレブン」が4店舗(2017年7月現在)を展開しています。
ハノイはホーチミンに比べ、コンビニの普及で遅れをとっていますが、それでも徐々に増えつつあります。日系のコンビニでは、おにぎりやおでんなどおなじみの商品も並んでいます。
100円ショップもある
「ダイソー」や「得得屋」、「コモノヤ」など、ベトナムにも日本の100円ショップが出店している。価格は100円ではなく、日本円でおよそ200円の4万VND。定額ではないが、同じような品ぞろえの「ハチハチ」という店もあります。
◯日本の食材はどこで買えるか
日本の食材は、「イオンモール」や「イオン・シティーマート」などの日系スーパーをはじめ、日本人街周辺の日本食材店、ローカルや韓国系スーパーの一部でも、日本の食材が調達できます。
デリバリーを活用する
主婦に人気なのが、ネットや電話で注文する食材デリバリーです。薄切り肉や骨なしの鶏肉、切り身の魚や生食用の卵などまとめて自宅まで届けてくれます。日本食レストランなど日本人が運営するデリバリーが複数あるので、検索してみましょう。
◯安全な野菜や食肉
国内で食の安全への関心が高まり、富裕層や外国人を中心にオーガニック食材店が人気です。安全な野菜を育てるための栽培基準である、GAP認証を受けた野菜や、品質管理の行き届いた食肉は、特に、輸入食材を扱う高級店で多く並んでいます。
値札のついていない野菜は、野菜売り場付近にある計量カウンターでスタッフに計量と値札シールの貼りつけをしてもらってから、レジへ持っていきます。シールがついていない場合、突き返されるので、ご注意を。