ベトナムの市場で、値段交渉にチャレンジしてみよう!


定価制がかなり根付いてきてはいるものの、市場で買い物をするときやバイクタクシーに乗るときなど、値段交渉が必要な場面があります。ベトナム人とのやり取りを楽しみながら、値段交渉に挑戦してみましょう。

◯市場で値段交渉をする

市場で買い物をするとき、どの程度まで値引き可能かというと、それは人それぞれ。一般論はありません。粘っても結局1割程度しか割り引いてくれないこともあれば、逆に1/4ほどまで大胆に引いてくれることもあります。目安として言い値の半額以下程度からスタートしてみるといいでしょう。

安く買うためのコツは、まず売り子に親近感を与えること。笑顔で「Xin Chao !」とあいさつするだけでも第一印象が違います。何度か通い、相手に顔を覚えてもらえれば、たとえベトナム語が話せなくても適正な金額を提示してくれるはずです。二つめは、まとめ買いをすること。欲しいものを少量だけ買うのでは駆け引きの材料も足りないので、「2個買うから、もうちょっと安くして」というふうに交渉してみましょう。

買う量が増えると「定価制」と書いてある店であっても、値引きに応じてくれることがあります。三つめは、値段が折り合わないときの最終手段。お店から立ち去るそぶりを見せてみましょう。こちらの提示金額が極端に安いものでなければ必ず、「分かった。その値段でいいよ」と声がかかるはずです。

観光市場とローカル市場

ホーチミンの「ベンタイン市場」など、観光客がメインの市場では、売り子がかなり高めの値段を提示するケースが多いため、1/2程度の金額を目標に、交渉をスタートさせるのが妥当です。一方、地元客でにぎわうローカル市場では、言い値自体が適正価格で値引きできない場合もあるので、ご注意を。少し安めの金額を提示してみて、相手の反応をうかがいましょう。

◯バイクタクシーで値段交渉をする

「GrabBike」などの配車アプリを利用する場合は、事前に目的地までの金額が分かるため交渉の必要はありませんが、道端で待機しているバイクタクシーを利用するときは、基本的に値段交渉が必須です。値段の目安は「タクシーの半額程度」。ただし、大きな荷物を持っているときなど、状況によって値段が変わることもあります。

交渉次第で通勤利用も可能

通勤で毎日バイクタクシーに乗るなど、利用頻度が高ければ、運転手に乗る場所や時間を伝え、値段交渉をしてお抱えのバイクタクシーを持つことも可能です。その場合、交渉次第で1回あたりの金額を通常より安く設定できることもあります。たとえ毎日利用しなくても、何度か利用し運転手と親しくなれば、良心的な金額を提示してくれ、交渉も楽になるはずです。

◯外国人が得をすることも

外国人よりもベトナム人の方が値段が下げられるとは限りません。重要なのは売り子との距離感。片言でもベトナム語を話すと印象がよくなり、ベトナム人より安くなる場合もあります。コミュニケーションとして交渉を楽しんでみましょう。

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