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ベトナムの麺料理・フーティウを日本全国へ

日越間のビジネスサポートを手がける「株式会社ブリッジ」。飲食業も展開する同社は、ホーチミン市の日本食レストラン「インディゴ」と、東京に2店舗ベトナム料理店を構えている。
昨年オープンした東京の2店舗目の看板メニューは、ベトナム南部の名物料理のフーティウ。なぜフーティウを主力メニューに選んだのか。「日本でも本場のフーティウを広めたい」と語る、代表・飯島氏に、思いを聞いた。

日本でもフーティウを食べられる場所を

「『SADEC TOKYO』を通じて、フーティウの魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい」と語る飯島氏。7年前、ホーチミン市に「Indigo Japanese Restaurant」を出店したことがすべての始まりだ。日本から訪れたお客さんと、落ち着いて話ができる場所を作りたいという思いから誕生した同店は、多彩な日本食に加えて沖縄料理も楽しめる、いこいの空間となっている。

ホーチミン市で出会ったフーティウに強く惹かれた飯島氏。クセが少なくあっさりとした味わいは日本人の好みに合うと直感し、ベトナムでこの料理に親しんだ人が日本でも気軽に味わえる場所を作りたいという気持ちが、「SADEC TOKYO」誕生のきっかけとなった。同店は、帰国した元駐在員や旅行経験者が懐かしむ場所として、またフーティウを知らない人が新しい食文化に出会える場として、支持されている。

妥協なき現地の味を目指して

現在、都内に2店舗を構える「SADEC TOKYO」は、吉祥寺店はフーティウ専門店、神田店ではフーティウをはじめ多彩なベトナム料理を楽しめる。どちらの店舗でもベトナム人シェフが腕を振るい、現地の味を再現することにこだわっている。

フーティウに使われる麺は、ベトナム南部の米どころ・サデック産の天日干し米麺を採用。10軒以上の現地製麺工場を視察し、納得できる味と品質のものを選び抜いた。店内で仕込む豚骨ベースに干しイカや野菜を加えた独自のスープは、弱火で約6時間かけてじっくり煮込むことで、透明感のある深いうま味を引き出している。麺とスープの調和が、本場そのままの味を体現する同店最大の魅力だ。

神田店はベトナムから取り寄せた家具や食器をそろえ、ゆったりとくつろげる空間を演出。吉祥寺店は澁谷忠臣氏の壁画が彩りを添え、サトウキビ由来の再生素材バガス製の食器を使用している。それぞれの店舗は土地柄や客層に合わせた内装と雰囲気を備えている。

日本中にフーティウを届けたい

飯島氏は「SADEC TOKYO」を通じてフーティウの魅力を全国へ発信し、訪れた人たちからその魅力が広まっていく未来を思い描いている。「将来的には関東だけでなく全国各地に店舗を展開し、フーティウを日本中に広げていきたい」とその声に力を込める。フーティウはクセが少なく日本人の味覚にも合いやすいため、現地の文化や食の魅力を知るきっかけになる可能性を秘めている。同店をベトナムに住んでいた人たちのいこいの場とし、日本各地にフーティウを広めていくことを目指して、飯島氏の挑戦は続いていく。

会社名 株式会社ブリッジ
住所 東京都千代田区神田美土代町11-3
電話番号 03-5577-9680
連絡先 info@vridge.jp
Website https://www.vridge.jp/
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