ベトナム南東部ファンティエット沖約100㎞に位置する面積わずか18㎢のリゾート島、フークイ(Phú Quý)島にある一本の木が最近話題になっている。フークイ島の「孤独な木」として知られるようになったこの木があるのは、旧タムタイン村(現在はフークイ経済特区の一部)の堤防沿いの、ごくありふれた一角。この場所はなぜ観光客が列を作る「フークイ島に行ったら必ず訪れたいスポット」になったのだろうか。
この場所の魅力は、洗練されたシンプルな美しさ。青い空と海を背景に、斜幹樹形の盆栽のように整った樹形とバランスを保ちながらぽつんと立ち、木陰に座るものをパラソルのように包み込むこの木には、独特の存在感、力強さ、孤高の美しさがある。背後に見える広大な海、手前にある石積みの堤防、その中央に佇むどこか物憂げな雰囲気を漂わせる「孤独な木」のすべてが揃ったこの場所において、凝った演出や加工は一切不要。ただそこに立つだけで芸術的な旅の空気感が漂う写真が撮影できる、観光客の心を掴んでやまない写真スポットになった。
潮風を感じながら美しい写真撮影ができるこの場所を訪れる観光客は、日に日に増えている。列に並んで自分の順番がきても、次の人にすぐに順番を譲らなければならないため思うように撮影ができず、また並び直す人も多く、週末には朝から晩までほぼ一日中、観光客の列が絶えないこともあるという。「孤独な木」は、シンプルな空間が生む豊かさと心地よさを私たちに思い出させてくれている。
住所:The Lonely Tree – Phu Quy Special Zone, Lam Dong Prov.

こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!


































