国家電力計画、実施要項を改訂(2) ~電力の輸出国へ飛躍〜

国家電力計画の改訂版では、電力の輸出入についても計画を策定している。それによると、ベトナムはラオスなどの水力発電の潜在性が高い国から電力を輸入する。2030年には9360〜1万2100MWを輸入する計画で、関連協定はすでに締結済みだ。

中国からの電力輸入の拡大については、送電網の接続や、価格面などの条件次第となる。さらに、ベトナムは、電力輸出を新戦略に掲げている。2030年にはカンボジア向けに約400MWを輸出、続いて2035年にはシンガポールやマレーシアなどのASEAN諸国に5000〜1万MW、2050年には1万MW以上を輸出する目標。

これらの目標値は、電力需要や経済効果、エネルギー安全および防衛の確保を念頭に適宜調整する。商工省はこれらの計画について、ベトナムが大胆なエネルギーシフトに舵を切る段階にあることを表しているとした。

※引用元:Sai Gon Giai Phong 5月31日
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