ベトナム水産輸出加工協会(VASEP)によると、第1四半期における淡水魚のティラピア輸出額は前年同期比131%増の約1400万米ドルと躍進した。これは、同品目の2024年通年の輸出額(約4100万米ドル)の約3分の1に値する。
輸出市場別では、米国がトップの約600万米ドル(前年同期比約3倍)で、全体の46%を占める。2024年通年における同品目の対米輸出額は、前年比572%増の約1900万米ドル。世界のティラピア市場規模は、2024年で約106億米ドル、2033年には145億ドル規模になる見込み。ベトナムにとっては、ティラピア輸出の規模拡大に期待がかかる。
ベトナムは、気候条件がティラピア養殖に適していることから、短期間かつ低コストでの養殖が可能だ。一方で、飼料の高騰や輸出関税、輸出相手国の食品安全衛生基準、ブラジルや中国などとの競合が課題となる。
※引用元:VnExpress 4月27日
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