ハノイ旧市街、ドンキンギアトゥック広場とホアンキエム湖に面する絶好のロケーション、ディンティエンホアン1番地にある「ハム・カ・マップ(サメの顎)ビル」の取り壊しが決定した。ハノイのランドマークのひとつが消えることに多くの人が驚かされた。
ハム・カ・マップビルは1993年竣工の6階建ての商業ビル。30年以上にわたり首都ハノイの人々の生活と深い関わりを持ってきた。ビル周辺は平日も混雑し賑わっているが、ホアンキエム湖の歩行者天国エリア内に属しているため、週末になるとさらに賑やかさを増す。ハム・カ・マップビルには「Highlands Coffee」「Legend beer」「Aldo」などの有名ブランドがテナントとして出店している。
取り壊しの報道があった後も、同ビル前は絶え間なく車が通り過ぎ、これまでと変わりない雰囲気が漂っている。ひとつ変化したことといえば、時折、観光客や地元の人々が建物の前で写真を撮っている姿が見られること。多くのハノイ市民にとって非常に馴染みの深い場所であるだけに、思い出に残る写真を撮りたいという人も少なくなく、30年以上の時を経てハム・カ・マップビルは観光客や地元の人々に注目される撮影スポットになった。SNS上では多くの人が取り壊しのニュースに対する想いと画像を共有している。「寂しさはあるが、ホアンキエム湖を見渡せる同地の再開発が良い結果をもたらすのであるならば、全面的に支持する」というハノイ市民の意見が多く聞かれる。

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