サイゴン動植物園で飼育されているシルバーラングールの家族に、両親とはまったく異なる毛色の赤ちゃんザルが生まれたという話題がSNSを賑やかした。シルバーラングールの両親の毛色は見事なシルバーグレー。それに対してこの度誕生した赤ちゃんザルの毛色はオレンジがかった鮮やかな黄色。このシルバーラングールの「異色の」家族を自分の目で見ようと、サイゴン動植物園に多くの観光客が詰めかけた。
シルバーラングールの檻のすぐ隣には、赤ちゃんザルと同じように明るい色の毛色を持つキホオテナガザルのつがいの檻があることから、多くの観光客やネチズンが、シルバーラングールとキホオテナガザルの「愛のスキャンダル」を噂し始めた。オレンジがかった鮮やかな黄色の毛を持つ赤ちゃんザルは、キホオテナガザルとの不貞行為によって産まれた混血児ではないのかとの疑惑が生じたのである。
シルバーラングールとキホオテナガザルの三角関係についての憶測が広がったことを受け、サイゴン動植物園の園長は、両者の冤罪を晴らし誤解を解くために声明を発表。これによると、生後間もないシルバーラングールの赤ちゃんの毛色が親とは異なるのは異常なことではないとのこと。シルバーラングールの赤ちゃんは生後しばらくはオレンジ色の体毛を持ち、約6か月後には徐々に黒っぽく変化していき、1年後には完全に両親と同じようなシルバーグレーの体毛になる。今回の不倫疑惑は、動物の多様性と神秘について多くの人が興味を抱くきっかけになった。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます！
