リアリティ番組「Gia đình Haha」の第1回放送のロケ地、ラオカイ省バンリエンが一躍話題の旅行先となり、訪問者数も以前と比べ30~40%増となっている。現在約12の世帯が農業体験、文化活動、地元の人々との交流などを融合させたコミュニティ・ベースド・ツーリズムのサービスに携わっているが、どの宿も9月まで予約がいっぱいとのこと。
バンリエンの最大の魅力は、その素朴さと真正性。近代的なホテルはなく、あるのは雄大な山々と広大な茶畑に囲まれて暮らす地元の人々の生活に身を投じる「農泊」宿のみ。訪問者は希少なシャントゥエット茶の収穫や畑仕事を手伝ったり、動物たちとふれあったりできる。さらに村の多くの民宿では、ケーキ作り、竹紐編み、竹籠作り、森林散策、タケノコ狩り、タイ族の伝統工芸品作りなどのアクティビティも用意されており、バラエティ豊かな文化体験が堪能できる。豪華さや派手さはないが、地元の人々の飾らない親しみやすさ、温かいおもてなしの心は、訪れる人々を魅了して止まない。人々の笑顔に迎えられ、実際に自分の手で触れ体を動かす体験を通し、訪問者は北西部の山間部の地域社会における前向きな変化を感じ取ることができるだろう。
リアリティ番組の放送は、それまでは無名の地であったバンリエンに大きな影響をもたらした。しかしその潜在的魅力を持続的に発揮していくためには、広報、サービスの質の向上、地域アイデンティティの保護を組み合わせた長期的な取り組みが不可欠だ。

こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!































